こんにちは、さにーです。
山、登ってますか?僕はますます登っています。
夏の低山は汗だく地獄ですが、武奈ヶ岳の周辺には夏でも涼しくは歩ける超おすすめルートがあるのでご紹介しますね。(山行日:2025年7月15日)
イン谷口から金糞峠→中峠→ワサビ峠→武奈ヶ岳と進み、八雲ヶ原に降りて金糞峠からイン谷に戻る沢沿い経験者向けの贅沢ルートです。
最後には滝シャワーの極上デザート付き!笑

武奈ヶ岳は30回くらい登ってるホームマウンテン!
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今回の登山口と山行概要<武奈ヶ岳登山>
今回の登山口はイン谷口、クルマたくさん止められるしトイレもあります。(でもトイレは暗いしちょっと汚いかもです…)


ルートは↓こちら。(YAMAPより)


▶︎総距離11.4km
▶︎登り累積標高1,092m
▶︎コースタイム8時間くらい
きれいに整備された登山道ではないし、赤テープが見つけにくいところもいくつか。山歩きにある程度慣れた方向きかなと思います。
※初めての武奈ヶ岳登山なら、このルートではなくて西側の登山口「坊村」からのピストンルートが安心です。


イン谷口→金糞峠<武奈ヶ岳登山>
今回の登山口、イン谷口の様子はこんな感じ。スマホ電波は入るか入らないかのギリギリくらい。


熊注意の看板が。熊、比良にもよく出ます。こわい。


まずは金糞峠までのこの区間、標高400m弱を登ります。


歩き始めて15分くらいゆるやかな道を進むとこの分岐に。今回は左の「青ガレ・金糞峠」方面に進みます。


ちなみに、右の「カモシカ台・北比良峠」への道は眺望も変化も乏しくてつまらない道なので、僕は登りではほとんど使いません。
いくつかの堰堤を越えて進みます。こっちの道は沢沿いなので涼しげな雰囲気。夏はやっぱりめちゃ暑いけど。


20分くらい進むと、渡渉の先に岩場登りの「青ガレ」が。


大きな岩がゴロゴロしていて、手を使ったり足を大きく上げたりしながら登らないといけない箇所。でもルートを外さなければそんなに危険はありません。


さらにこんな道を登って…


進んで…


細くて急な箇所を抜けると…


金糞峠に到着。フラットな地面で少しスペースもあるので休憩できます。


金糞峠→中峠<武奈ヶ岳登山>
金糞峠から中峠まで涼しい沢沿いルートを進んでいきます。このエリアは夏でも涼しく歩けるし、アドベンチャー感もあってとてもおすすめ。


金糞峠から少し降りるとすぐに沢が出てきます。このあたりは僕は勝手に「比良の上高地」と呼んでいてとてもお気に入りのエリア。


こんな木橋がたくさんあって、ワクワクせずにはいられない。


分岐をワサビ峠方面に。


大きな岩や巨木もちらほらあって、アドベンチャー感が増してきます。


常に沢沿いなので、顔を洗ったり水を汲んだりもし放題。(飲むなら浄水器を通すことをおすすめします)


ちょっと荒れ気味な場所や道がわかりにくいところもありますが、目をしっかり凝らせば赤テープや踏み跡らしきものが見つかります。


たまらないこの秘境感。土日でもほとんど人に会うことのないルート。


最後は沢から離れて10分ほど登っていくと、中峠に到着。


中峠→ワサビ峠<武奈ヶ岳登山>
中峠からワサビ峠までのこのエリアはさらに気持ち良い。まるで桃源郷みたいな雰囲気。言い過ぎかもですが、ほんと気持ち良いです。


中峠からワサビ平と呼ばれる谷に降りていきます。


この手付かず感、奥地感、すばらしい。何度も立ち止まって自然の音に耳を澄ましてしまいます。
苔って良いですよね。


すぐにワサビ平に到着。


沢のそばのフラットで気持ちの良い場所。広くはないけど、1〜2張ならテント泊もできそう。


スマホ電波はもちろん圏外です。


ワサビ平から中峠へは、沢を渡渉してゆるやかに登り返していきます。


登り返しの道はガレていて且つ少し水が流れていて少し歩きにくい。でもここも気持ち良い。


上の方まで登ったら、ロープのある左手の沢に折れます。ロープはあるけど使わなくても登れる道。


もうすぐワサビ峠。このルート、僕は何度も通っていますがほとんど人に会いません。


あっという間にワサビ峠に到着。


ここでメジャーな坊村からの御殿山ルートに合流。週末はたくさんの登山者が歩いています。
そして、武奈ヶ岳の一番のハイライトとも言われる西南陵へ。
ワサビ峠→武奈ヶ岳<武奈ヶ岳登山>
ワサビ峠から武奈ヶ岳方面に進むと、いよいよ武奈ヶ岳登山のハイライトである西南稜歩き。


この稜線が見えてきたら気持ちが高まります。


ケルンもあったりして、ますます上がるテンション。走り出したくなるような気持ち良い稜線。


開放的な稜線を進んでいくと山頂が見えてきた。


先客の登山者さんたちも山頂で楽しそうに記念撮影しています。


そして山頂到着、360度の大絶景。


びわ湖と田園風景を見ながらのんびりタイム。とても幸せな時間と空間。


北方面には蛇谷ヶ峰や赤坂山方面の山々。


武奈ヶ岳→イン谷口<武奈ヶ岳登山>
武奈ヶ岳の山頂でまったりしたら、沢沿いの「イブルキのコバ」や「八雲ヶ原」から「比良の上高地」(と僕が勝手に呼んでいる)エリアを通るルートで下山。


下山ルートの詳細もこちらの動画で参考にしてみてくださいね。
下山時、イン谷の手前に「かくれ滝」という滝があるのでぜひ立ち寄ってみてください。
倒木がちょっと雰囲気を邪魔しちゃってはいますが、なかなか迫力のある滝。僕は夏にはいつもここで水浴びして帰ります。


ということで、武奈ヶ岳は本当に良い山。
いろんなルートがあるし、冬には雪山ハイクも楽しめます。八雲ヶ原ではテント泊も。




イン谷口に下山したら、近くにこの温泉もあります。


武奈ヶ岳、気になる方はぜひ登山しに行ってみてくださいね!